top of page
検索

写真雑誌をJCIIライブラリーに寄贈

1990年にパリに住み始めてすぐに、写真に関する情報を求めて雑誌Photographies Magazine(フォトグラフィ・マガジン)の定期購読を始めた。

 

気付けばその数は60冊余りに上り、日本へ引っ越した後は、ただでさえ狭い住まいの空間をさらに狭いものにしていたが、ありがたいことに今年、日本カメラ財団JCIIライブラリーに新たな居場所を提供していただいた。

 

Photographies Magazineはフランスで1987年から1997年まで11年にわたり90冊発行されたので、私の蔵書はそのうちの約7割をカバーしていることになる。

 

廃刊の原因はデジタル写真の台頭によるものだが、私がパリで求めていた、写真を撮って現像してプリントするという、アナログな銀塩写真の最後の輝きがこの60冊余りの中に詰まっている。

 

テキストはフランス語だが、いわゆるカメラ雑誌とは違い、写真家の作品を堪能したい方にご活用いただければ幸いである。




閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示

田所美惠子作品展『パリ ふたつの静物』を振り返る

これまでにないほど暑い9月に開催された展覧会でしたが、10月1日に無事終了しました。会場には多くの方々に脚を運んでいただき、オリジナルプリントをじかにご覧いただいたことに心より感謝申し上げます。 今回展示した作品は2つのシリーズ「静物」と「ショーウィンドー」から選んだもので...

田所美惠子作品展『パリ ふたつの静物』は10月1日まで開催です。

これまで多くの方々にご覧いただき誠にありがとうございました。1か月間の会期も残すところ1週間となりました。 写真の発明から150周年にあたる1989年のパリで偶然出会った針穴写真は、それまで漠然と描いていた黒白写真を撮り、プリントしたいという私の夢に、はっきりとした方向性を...

Comments


bottom of page